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リーガ・メリダーナ2018 オールスターゲームに日本人初出場 ALL-STAR GAME in Liga Meridana

このリーグにオールスターゲームがあることを知ったのは、オールスター当日の3週間前。皮肉にも前の所属チームを解雇される3日前のことでした。この週末大きな活躍ができなかったぼくは、変わったばかりの監督とのすれ違いもあり、外国人同士でシェアしているアパートで隣の部屋に住むドミニカ人選手と今後の方針を話し合っていたのでした。

 

そこで出た話を総合すると、今週活躍できなかったことは確かだが、これまでしてきた活躍、リーグ初の日本人選手として注目を集めていること、そして観に来てくれた人達に対するフレンドリーな姿勢で多くのファンを獲得していることから、おそらくオールスターより前に解雇されることはないだろうという見解でした。そして、3週間後のオールスターゲームまでに活躍していなければ、そのあとに解雇されることはあるかも知れないと。

 

 

結果それからすぐに解雇されたのは以前のブログに書いたとおりですが、そのすぐあとの最終ロースター決定直前で新しい所属先が見つかったのは本当に幸運なことでした(メキシコのチームをクビになった話から、強豪チームとの再契約まで/ Moving to the Diablos de Ia Bojórquez)。

 

そんなこんなでリーガ・メリダーナではなくアマチュアリーグをプレーした翌週と、新チームディアブロス Diablos de la Bojorquezでのデビュー戦となった翌々週を挟んで、オールスターゲームの週がやってきました。

 

ある日の練習中、チームメイトから「タケルはオールスター出るの?」と聞かれましたが、それはぼくも大変気になっているところ。おそらく移籍のゴタゴタもあってまだ1週しかプレーしていないこのチームで目立った活躍はできていませんでしたから、選ばれるのは難しいのではないかと思っていました。試合5日前となったこの日までに何の連絡もないのも、それを裏付け流証拠だと思いました。

 

 

 

ところがオールスター前日の昼食時、オールスターチームの監督としての記者会見を終えて帰ってきたホストファザーのトニーからある質問をされました。

 

「オールスターゲーム、試合後半からセカンドでも大丈夫?」

 

いつ決まったのか全くわかりませんが、ぼくのなかではリーガ・メリダーナのオールスターゲームに出場することが決まった瞬間でした。

 

 

試合当日、トニーともうひとりこの家にホームステイしているピッチャーのゴンザロと一緒に、オールスターの試合会場へ向かう車に乗り込みました。オールスターゲーム用にデザインされた紺色の帽子とTシャツをトニーから受け取って車を降りると、そこはルーキーズ・デ・ラ・マリスタ Rookies de la Maristaというチームのホームスタジアム。なんとマウンドからホームベースまでの距離が足りないという、驚愕のピッチャーズパークです。波乱の予感が過ぎります。

 

あとで分かったことですが、オールスターゲームは外国人選手、メキシコ人でも他の地域から来た補強選手を中心としたチームと、地元出身選手を中心としたチームに分かれて戦います。が、それをぼくが知ったのは試合が終わってオールスターについての記事を読んだときのこと。チームに合流したのがシーズン開幕直前だったことや、外国人選手も基本的にはほぼ全員がスペイン語を喋るラテン系の選手であること、また先ほども話したように補強選手でも他の地域から来たメキシコ人であったり、そして外国人であっても夏はメキシコトップリーグのリーガ・メヒカーナでプレーしている選手であったりと様々な状況が入り混じっていたのがその理由です。こんなに様々なバックグラウンドを持った選手たちと一緒にプレーしているというだけでもワクワクします。

 

我々は早めに到着した方だったので、あとから到着した選手たちひとりひとりと挨拶を交わし、たくさんの写真を一緒に撮りました。前の所属チームであるセナドレスの選手たちや前の監督とも会えたのが嬉しかったです。

 

 

試合は序盤からお互い良い当たりが正面を突くなど投手戦の様相を呈していましたが、3回に外国人選手チームが満塁のピンチを招くと、セナドレスのキャッチャーがグランドスラム。打たれたのもセナドレスのピッチャーでしたから、お互い手の内は分かった上での勝負だったのでしょう。オールスターゲームの醍醐味です。

 

結局、外国人選手チームの追い上げも及ばず、さらに2本のヒットを重ねたセナドレスのキャッチャーがMVPを獲得する活躍で11-7で地元出身選手チームの勝利となりました。

 

ぼくは6回の守備からセカンドで出場して三振とフォアボールでしたが、守備では良いプレーを見せられました。スタンドから大きな歓声をもらって、ダグアウトでみんながハイファイブしに来てくれたのが嬉しかったです。

 

 

試合の前後にはホームランダービーやサイン会もあって、たくさんのお客さんも入って、映像の中継もあり、メリダというあるひとつの都市のリーグながら本格的なオールスターゲームでした。ぼくもたくさんの方に声をかけてもらって、一緒に写真を撮ったり、折れたバットをプレゼントして喜んでもらえたりしました。

 

オールスターゲームを終えてシーズンもあと1ヶ月を切りました。チームは現在3位とプレーオフ争いのボーダー線上にいます。チームのこと、自分のこと、それぞれきっちりやって最後まで成長できるシーズンにしたいと思います。

 

 

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