Born on a Baseball Planet
アルゼンチンリーグデビュー戦とリリーフ登板時の方針、心構えについて TAKERU SORITA the 1st Japanese in Liga Argentina

時系列の上ではマティアスの家でポヨ・アル・ディスコ Pollo al Discoを食べた(ポヨ・アル・ディスコ、エンパナーダなどアルゼンチンで食べた伝統料理と挨拶のキス文化 Pollo al Disco & Empanada)前の週の水曜日、ついに日本生まれ選手として初の(日系人選手は以前からいたようです)リーガアルゼンティーナ公式戦でデビューしましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

 

 

 

このアルゼンチンリーグでプレーすることを報告したブログでもお伝えしたように、このリーグは3ヶ月(と少し)のシーズンながら週末の土曜日と日曜日に加えて平日の水曜日にも試合があります。

 

合流前に思っていたように毎週3試合があるわけではなかったのですが、この週はちょうどその3試合が組まれている週。週末に2人の先発ピッチャーを使い果たしたファルコンズは、開幕第3戦ながらこの日ブルペンデーとなったのでした。

 

 

 

先発のフェデリコ Federico Roblesは4回途中まで、リリーフしたルームメイトのリッキー Ricky Ramirezが8回2アウトまで投げたところで今日3人目のピッチャーとしてぼくの名前がコールされました。状況は8回2アウト3塁。8点差の大量リードですから1点オッケーの場面ですが、アピールすることを考えれば点はやりたくないところ。打たせるよりは抑える方針で行くことにしました。

 

はじめてのマウンドということもあり2球ボールのあと、ストレートとシュートでストライクを取って2-2カウントからの決め球。こういうとき一番信頼しているのは高回転のファストボールです。カットボールのサインに首を振ってインコース高めに渾身のファストボール。ボールの下面をこすった当たりはキャッチャー真上のフライとなりました。

 

が、ここは野球マイナー国のひとつアルゼンチン。バックネットのすぐ後ろが道路になっている関係で、ファールボールが外に出ないようにホームプレート周辺のファールゾーンは頭上をネットで覆ってあります。打球はそのネットに掛かってファール扱いに。次のカットボールとストレートを外して、フォアボールとなってしまいました。

 

 

 

先頭バッターは出塁させてしまったものの、まだ点を取られたわけではありません。ランナー3塁のピンチでの登板と考えれば、1人出しても良いから後続を断ち切ったとなれば評価はプラスになると思います。

 

こちらのバッターもボール先行のカウントとなってしまったところで方針を切り替えて、ストライク優先のピッチングでショートゴロに打ち取ってチェンジに。ベンチへ戻ると、いつも一緒に練習しているファルコンズのメンバーたちが大盛り上がり。”T(TAKERU)コール”の大合唱で迎え入れてくれました。

 

 

翌日にはリーガアルゼンティーナ Liga Argentina de Beisbol公式の各種アカウントも”LABの歴史的な記録の夜”として、カナダ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、キューバ、アメリカ、プエルトリコ、イタリアに次ぐ第8の外国籍となる選手として日本人の返田岳選手がデビューしたというニュースを大きく報じてくれました。

 

また、翌日の木曜日には応援のつもりでベンチにいた2軍戦のコルドバローカルリーグで点差がついたところで代打に出してもらい、タイムリーヒットで2打点。2夜連続の活躍によって嬉しい週とすることができました。

 

 

 

試合の翌日、夕方の練習前にスタンドに座ってブログを書いていると、キッズチームの男の子たちがやってきてバックネット付近でなにかやっています。何をやっているのかと思えば、ホームベース頭上のネットに向かってグローブやボールを投げつけて引っかかっているボールを取ろうとしています。それは前日の試合中、ぼくの投球で幻のキャッチャーフライとなったあのファールボールでした。

 

練習が終わって帰ってくると、もうキッズたちはいなくなっていて、そしてあのファールボールもなくなっていました。あんなに高いネットに引っかかったボール、どうやって取ったのでしょうか?

 

 

ぼくのアルゼンチンリーグ1つめのアウトとなるはずだった幻の記念ボール。今度はちゃんと三振に取るか勝利投手になってもらいたいと思います。あのボールを持って帰ったキッズが、それで遊んでもっと野球が好きになってくれたらいいなと思います。

 

 

 

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