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メキシコウィンターリーグ、リーガメリダーナ2018-2019シーズン最終戦 Last game in Liga Meridana

先週の2018年12月29と30日、ぼくたちディアブロス・デ・ラ・ボホルケス DIablos de la Bojorquezはレギュラーシーズン最終戦をルーキーズ・デ・ラ・マリスタ Rookies de la Maristaと戦いました。

 

このシリーズは、レギュラーシーズンのあと優勝を決めるプレーオフに残るために重要な2試合でした。このシリーズの様子を紹介したいと思います。

 

 

 

このシリーズ前の時点で、我々ディアブロスの順位は4位。5位の古巣セナドレス・デ・ラ・モレロス Senadores de la Morelosと勝ち数、負け数、勝率で完全に並んでいましたが、聞いたところによると前半戦を上位で折り返したディアブロスがそのまま上の順位に位置付けられているようでした。

 

つまり直接対決ではないこの最終戦で、ディアブロスとセナドレスが同じ成績かディアブロスが勝ち越せば我々がプレーオフ進出、セナドレスが上回ればセナドレスがプレーオフに進出し、我々はシーズン終了となるわけです。

 

最終カードは4位ディアブロスが1位ルーキーズ、5位セナドレスが2位アズルホス・デ・ラ・ドロレス・オテロ Azulejos de la Dolores Oteroとの試合と、どちらにとっても厳しい相手でした。

 

 

 

1戦目は共に土曜日、13時試合開始でした。ぼくたちディアブロスはルーキーズ相手に2点の先制を許しますが、同点とすると無死満塁からぼくのタイムリーヒットで勝ち越し。その後も順調に点を重ね、9回までに10-2とします。

 

しかし主力投手を温存した9回、連打とエラーが重なり8失点で同点とされると、日没間近の延長10回。無死2,3塁のピンチに2ストライクからボール球をレフト前に運ばれ、サヨナラ負けを喫しました。

 

延長になった時点で順位を競っているセナドレスは勝利したことを聞いていたので、これでディアブロスがプレーオフに進む条件は、明日の第2戦でディアブロスが勝ってセナドレスが負けることしかなくなってしまいました。

 

 

 

翌日曜日の第2戦、この日も同時刻13時の試合開始です。ぼくはこの日スタメンを外れました。理由はピッチャーとしてリリーフ登板に備えるため。

 

この前の週にも同じようにリリーフに備えてスタメンを外れたことはありましたが、その日はショートの選手がデッドボールを受けたためセカンドとして途中出場。結局登板機会はありませんでした。つまりここまでこのシーズンでまだ登板したことはありません。絶対に負けられない大一番でこの作戦を取る監督のトニーは、勝負師だなと思いました。

 

試合は序盤の均衡を破ってディアブロスが先制すると、場内アナウンスで他球場の試合経過としてセナドレスが0-2で負けているという報告が。ダグアウトもスタンドもプレーオフ進出への希望に一気に盛り上がります。

 

 

 

しかし中盤踏ん張りきれず逆転を許すと、他球場でセナドレスが逆転したという報が。さらに続報として13-2の大量リードに変わったという知らせを受けると、球場全体も落胆ムードに。それを受けズルズルと失点を重ね、終盤になって大量リードを許してしまいました。このままいけばこの試合でシーズンが終わってしまいます。

 

しかしそれでは、あまりに後悔が残るでしょう。8回1アウトからぼくがマウンドへ上がり8,9回を1失点に抑えると、8回に3ランホームランで4-7の3点差に詰め寄り、9回に連打で7-7の同点に。

 

ここからは毎回3アウトを取るたびに拍手喝采で迎えてくれ、マウンドではディアブロスコール、タケルコールをしてくれる球場のファンに大きく後押しされ、延長に入った10回、11回をデッドボールのランナー1人に抑えます。そして延長11回、無死1,3塁のチャンスにスクイズでサヨナラ勝ちを決めました。それと同時に、メキシコ初登板で勝利投手に。

 

普段はリリーフ登板しても2回が限界ですが、この日は後ろにもうぼくより良いピッチャーがいないこともわかっており、どこまででも行くつもりでいましたし、そして全く打たれる気がしませんでした。

 

プレーオフを前に敗退が決定、消化試合とも言えるこの試合にチーム全員で立ち向かって、そして大歓声をくれるお客さんに最高の試合を見せることができて、泣きそうな思いでした。以前の所属チームを解雇され、このチームに拾ってもらったときのことが思い出されました。

 

 

 

試合が終わるとスタンドからいつもずっと助けてくれたヘルマンおじいちゃんが飛び出してきて、グランドで抱擁。そのままヘルマンに促されてスタンド全体に手を振ってシーズンの挨拶をしました。みんな大歓声と拍手で応えてくれました。

 

実はこのチームに移籍してからの1ヶ月間、打者として満足のいく活躍ができていませんでした。しかしこの大一番を前に完全にメンタルを切り替えました。

 

「この週末のためにぼくはこのチームにきた。ここですべてを出すんだ」

 

結果は、数字はもちろんですが、球場で観戦してくれたディアブロスファンやスタッフの顔を見ればとてもよく伝わってきました。このチームに来てよかった。心からそう思えた瞬間でした。

 

 

 

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